日本最古の双体道祖神は? 2
第16回国民文化祭倉渕村実行委員会『全国道祖神写真集』(平成13年)の中に
広島県 戸河内町 猪山の道祖神(年代 享徳3年 1454年) 銘文 京吉田関上
がありました。
現在の時点では銘がある中では一番古そうです。
入沢底の道祖神については書籍でこんなの発見。
「この銘は信じられていない。というのも、像要や文字を含めての彫りの摩滅の工合などを、周辺の双体像と比較して、もっと新しいものと考えざるを得ないからである。室町時代後半を示すこの年号は、偽作か、或いは最初の像がつくられた年と伝承されている年号を、その像の消失後、再建または再々健に当たって彫ることが往々にしてあるので、そのどちらかであろうと考えられている。」
『道祖神は招く』山崎省三著 平成七年発行 新潮社
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